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左片麻痺

左片麻痺の概要や症状

左片麻痺は脳梗塞によって右脳に障害があった場合に起きる症状。まずは右脳の主な役割について説明しておきましょう。個人差はあるものの右利きの人の場合、右脳は劣位半球と呼ばれ、空間認識や直感力、音楽などに関する能力を司っています。

右脳にダメージを受ける左片麻痺の症状で代表的なものは半側空間無視。一般的に身体の左側の空間が認識できなくなってしまうもので、視界に入っていないとか見えていないというわけではなく、その空間が存在していないように無視してしまう症状です。そのため、食卓で左側に置いてある食事をそのまま残してしまうとか、身体の左側にある物にぶつかったりしてしまうのです。これと近い症状として、自分の左半身が認識できなくなる身体失認という症状も見られます。

他にも、自分の障害が客観的に認識できない病態失認や、集中力や注意力が衰える注意障害もあります。後者の場合、同時併行で物事ができなくなったり、注意力が散漫になったりします。

なお、右片麻痺と左片麻痺に共通する症状もあります。身体の片側に運動障害感覚障害が出るのです。口や舌の動きがマヒすることにより構音障害として発音が正しくできなくなることもあります。視覚が狭まったり一部が欠ける症状は同名半盲と呼ばれます。こうした症状は左片麻痺の場合、身体の左側で発生します。

左片麻痺のリハビリ方法

半側空間無視は他者から見ると老化現象にも見えることがあります。動作が覚束なかったり、物にぶつかったりするのは、運動能力の衰えというより左側が認識できないことで起きる現象です。

日常的にできる対処としては、家の家具などの配置を見直して、できるだけ動線の左側にならないようにすること。ベッドやソファ、テレビなど身体の向きによる影響が大きいものは配慮する必要があるでしょう。車イスの左側ブレーキだけにマーキングするといったことも、一定のトレーニングになります。

なお、医療機関における半側空間無視の主なリハビリには電気刺激療法視覚走査訓練プリズムアダプテーションといった方法があります。

情報参照元:脳梗塞リハビリセンター(NPO法人脳梗塞リハビリ研究会)公式HP 

情報参照元:ひぬま鍼灸治療院公式HP