

脳梗塞の半身不随のことを知って、予防・再発防止に役立てましょう。

脳梗塞の後遺症で高次脳機能障害の症状が出ている人が対象となります。
高次脳機能では記憶障害や注意障害、遂行機能障害など障害の分類は複数ありますが、脳の働きのうち記憶や認識、思考などに支障が起きているため、それらの機能を回復するためのトレーニングが行われます。実際に行われる内容をピックアップすると、文字を書いたり計算練習をしたり、パソコンを使った注意力トレーニングがあったりとバリエーションは豊富。
健康な状態であれば無意識にでもできることが高次脳機能障害ではできなくなるケースもあります。例えば、自分の名前を忘れたり改めて記憶することができなくなることもあれば、感情や欲求をコントロールできなくなることもあります。職場復帰はおろか、日常生活を取り戻すにもかなりのトレーニングを要する場合もありますが、周囲も含めて焦らずに治療に取り組むようにしたいものです。
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高次脳機能障害の度合いや症状によっても異なりますが、日常生活や仕事ができるようになるためには、高次脳機能訓練が欠かせません。メリットの有無ということではなく、障害をできるだけリカバリーするためにはぜひとも取り組むべきです。
ただし、高次脳機能訓練に励んだからといって必ず十分な回復が可能というわけではなく、当然個人差があります。各種トレーニングでは疲労が溜まることもあるでしょうし、ストレスになることもあるでしょう。特に社会的行動障害がある場合、感情の起伏が激しくなったり言動などが幼稚になることもあり、周囲も含めて苦労するシーンも少なくありません。
発症後の急性期~回復期~維持期といった病期や、実際に取り組むトレーニング内容などによって費用は変動しますが、一般的には数百円から数千円ほどの費用がかかります。
治療期間についても病気による違いや症状による違いが見られます。
情報参照元:治療NOTE公式HP