脳梗塞による半身不随を考えるサイト » 病院や専門施設で行う半身不随の治療方法 » 鍼灸療法

鍼灸療法

鍼灸療法による脳梗塞の治療方法と治療が必要な患者

鍼灸治療は科学的な意味ですべてが解明されているわけではありませんが、血行促進や免疫力アップといった点では社会的評価を得ているといってもいいでしょう。WHO(世界保健機構)でも鍼灸治療は有効性が認められていて、東洋医学が西洋医学と比べても引けを取らない地位を確保しつつあるといえそうです。

日本国内で見ても、厚生労働省が2010年からスタートした「統合医療プロジェクトチーム」によって、鍼灸医療をはじめとする代替医療と西洋医学を統合する動きが促進されています。そして、リハビリでの採用範囲も多様化しているという状況です。

脳梗塞のリハビリに鍼灸治療が利用されるようになったのも、この流れのひとつ。鍼灸で刺激するツボは顔、まぶた、眼球、唇、手といったところ。これらを刺激することが、ダメージを受けた脳の機能を取り戻すのに役立つと見られているようです。現状はあくまで臨床段階ですが、後遺症が回復したケースも着々と積み上がっているので、先行き期待できる治療方法といえるでしょう。

実際に治療が行われているのは、脳梗塞の後遺症で手足のマヒなどが見られるケースです。

※こちらの記事も読まれています。

脳梗塞セルフケアのポイントは『血液をサラサラ』にあった?

他の治療法と比べての鍼灸療法のメリット・デメリット

薬による副作用や、器具を使った場合の身体的負荷などに比べて、鍼灸療法ならリスク要因は少なくなります。上で紹介した顔周辺や手への施術だけでなく、身体の各部位にも施術することで筋肉を和らげたり疲労回復といった効果も見込めるでしょう。

一方、脳梗塞後遺症の鍼灸療法は、鍼灸師なら誰でもできるわけではなく、臨床経験がある医療機関を見つける必要があります。費用が保険適用対象外なのも難点です。

鍼灸療法の診療相場と治療期間

脳梗塞リハビリセンターを参考例として紹介すると、「60日間改善リハビリ」は初回体験特別価格が5,000円となっています。脳血管疾患後遺症に対する鍼灸治療は保険適用対象外となります。

情報参照元:治療NOTE公式HP