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ラクナ梗塞

ラクナ梗塞の症状

ラクナ梗塞は目立った症状が出にくいため隠れ脳梗塞と呼ばれ、症状は以下の3種類に分類されます。

ラクナ症候群

一方の手足がしびれたり顔面のマヒなどが見られます。触った物の温冷やケガに対する痛さがわかりにくくなることもあります。

これらは身体的な安静状態である就寝中や寝起きの際に起きて、それらは少しずつ進行します。

多発性脳梗塞

呂律が回らなくなったり、発言や聴き取りがうまくいかなくなります。身体の片方に運動障害や感覚障害が出ることがあります。

体内で複数箇所、血管の詰まりが発生している時の症状です。

無症候性脳梗塞

症状が出ないものの、細い血管では詰まった状態が起きているケースです。

なお、ラクナ梗塞の後遺症としては独自のものというより脳梗塞のそれと同様、神経障害高次脳機能障害感情障害といった症状が残ることがあります。

ラクナ梗塞の原因

ラクナ梗塞は脳の血管の詰まりでも、それが細い血管で起きているもの。原因は高血圧に伴う動脈硬化で、圧力の高い血流が血管内壁にダメージを与えることで、その箇所が硬化していくわけです。動脈硬化によって血管は狭まってしまうため、より血流が悪化して脳梗塞に至るのです。

ラクナ梗塞の脳梗塞のうちに占める割合

ラクナ梗塞に分類されるのは、脳の血管のうち直径が1.5cm未満の梗塞が発生している状態。それより大きな梗塞はラクナ梗塞ではなくなります。日本人はもともと細めの血管で動脈硬化が起きやすい人種ともいわれていて、ラクナ梗塞は脳梗塞の全体の35%程度の割合。このパーセンテージは、かつて群を抜いて多いものでしたが、近年は別ページで紹介しているアテローム血栓性脳梗塞の患者も増加傾向にあり、両者の差は縮まってきています。

なお、ラクナ梗塞と診断された場合でも90%前後のケースでは退院できていて、死亡に至ることはあまりありません。早めの処置がポイントで、症状がわかりにくいとはいえ、より深刻な脳梗塞に至る前に医療機関にかかることが重要です。

情報参照元:社会福祉法人恩賜財団済生会公式HP 

情報参照元:公益財団法人日本医療機能評価機構Minds公式HP