脳梗塞の半身不随のことを知って、予防・再発防止に役立てましょう。
心原性脳梗塞症は昼間、普通に生活をしている中、急に症状が起きるのが特徴。手足がマヒしたり、意識障害や感覚障害など重い症状として表れるので注意が必要です。言おうとする言葉がちゃんとしゃべれない、熱さや冷たさを肌で感じられないといった脳梗塞に共通する障害が出る他、心原性脳梗塞症では以下の点もその特徴として知っておきましょう。
また、後遺症は心原性脳梗塞症ならではというより、脳のどの部分がどの程度ダメージを受けたかによって変わってきます。それによって、関連する部位の働きに障害が残り、言語や動作などに不具合が起こるわけです。
心原性脳梗塞症となってしまった場合、あまり軽いダメージで済むというわけにはいきません。リハビリで一定レベルの回復もできなくはありませんが、要介護や寝たきり状態になることも少なくないのが実状です。
心臓で発生した血が固まり、血栓が血管内を移動して、首にある頸動脈から脳に届いて動脈を詰まらせてしまう──これが心原性脳梗塞症の概要です。そこに至るには主に以下の3つの要因が挙げられます。
人間の心臓は本来一定のリズムで動作しています。これは電気的刺激によるもので、これが正しく機能しなくなると不整脈となってしまいます。動悸や息切れといった症状が出る場合もあり、血液をきちんと送り出すことができなくなるため、血栓ができてしまうのです。
心臓の動きを担っている洞結節という部位が正しく機能しなくなる状態で、これも不整脈になります。
心臓には冠動脈が走っていますが、その血流が止まると心臓の細胞に必要な血液が届かなくなり、心筋という筋肉が動かなくなってしまいます。胸部に強い痛みを感じたり、冷や汗が出るのが典型的症状です。
心原性脳梗塞症は脳梗塞の全体の30%弱の割合ですが、死亡率は88%前後と高いのが特徴です。
情報参照元:社会福祉法人恩賜財団済生会公式HP